悲しみは氣となって
本日も目に留めて頂きありがとうございます。
前回の続きです。
エステティシャン、セラピスト、整体師等、お客様のお肌に直接触れる場合は、
お客様の心情が伝わってくることがあると書きました。
今回は、お母様が顧客様でお嬢様をブライダルコースにご紹介頂いた時のお話しです。
とてもおとなしそうなお嬢様でしたがしっかりされていて肌トラブルもなく
ご結婚前に綺麗になりたいとリフレッシュに通われていました。
ご指名ではなく手が空いたスタッフが都度担当しました。
このお客様の施術の際は、なんとなく手がビリビリ痺れました。
フェイシャルの時や背中をマッサージしている時…など。
気のせいかと思っていました。
ある日、先輩同士が「○○さんのお手入れ入るとビリッとくるよね」とお話ししていて
思わず聞き耳を立ててしまいました。
自分だけじゃなくそのお客様に触れるとビリッとなるのです。
そのお客様のお手入れもあと数回となったころ胸の内を話されました。
お客様は、一人暮らしで猫と長年共に生活をされてきたそうです。
今回ご結婚を機に新居に移るにあたり、猫を連れていくことが出来ずに悩まれていました。
ご実家でも猫を飼うことは難しく途方にくれていると…。
長年一緒に過ごしたパートナーと離れて迎える新しい生活に葛藤されていました。
我が子を置いていくこと。自分だけ幸せになれない。
悩みが無限ループのように哀しみが渦のようにグルグルしていました。
サロン内では、お客様の情報は共有しますが深入りは出来ません。
お客様がこれ以上お話しされることはありませんでしたので結末は分かりませんが、
電流のようにビリビリしていたのを10年以上経っても覚えています。
『リラクゼーションサロン いりおのら』は、完全予約制で私が一人で施術をしています。
それは、お客様に寄り添い丁寧に施術するためでもありますが、癒しの場所として
利用して頂きたいという想いもあります。
気兼ねなくお話ししてリフレッシュされますようご利用ください。
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